日本人にあまり馴染みのないオートミールってそもそも何なのか。
栄養はあるの?カロリーは高いの?体に悪くないのか?
原料は何なのか?初めに誰もが疑問に思うことをまとめてみました。
オートミールの原料
オートミールの原材料は「燕(えん)麦」という名のイネ科の植物です。
また、オートムギ、オーツ麦、オートとも呼ばれます。
原産地は中央アジアと言われており、ノルウェーやスウェーデン、フィンランドなど、
気候が厳しく小麦の収穫量が多くは望めない地域において主要な穀物となっていきました。
燕麦は固すぎてそのままでは食べられません。
利用しやすいように、蒸す、挽き割る、ローラーで平たく伸ばす。
などの加工を施し、調理しやすいようになっています。
- 「ホールオーツ」一番自然に近く、燕麦から外側の穀皮を剥いたもの
- 「テーブルオーツ」ホールオーツをローラーで潰したもの
- 「スティールカットオーツ」ホールグローツを引き割ったもの
- 「クイックオーツ」スティールカットオーツをさらにローラーで平たく潰したもの
- 「インスタントオーツ」スティールカットオーツを蒸して、ローラーで潰したもの
テーブルオーツ、クイックオーツ、インスタントオーツを併せて
「ロールドオーツ」と呼び、短時間で調理ができるオートミールとして
親しまれています。
オートミールの栄養
オートミールは全粒穀物であるために、栄養が豊富と言われています。
そもそも原料である燕麦自体が一般的に健康食品であるとみなされ、
燕麦を利用した食品は栄養価が高いと注目されています。
- 食物繊維は玄米の3倍
オートミール(100g) | 玄米(100g) | |
食物繊維 | 9.4 g | 3 g |
- タンパク質は玄米の2倍
オートミール(100g) | 玄米(100g) | |
タンパク質 | 13.7g | 7g |
- カルシウムは玄米の5倍
オートミール(100g) | 玄米(100g) | |
カルシウム | 47 mg | 9 mg |
これだけ見ても栄養素が豊富で健康食品として
注目されているのも、納得がいきますね。
気になるカロリーや糖質
栄養素が高いことはわかりましたが、ダイエットや健康を気にするにあたり
やはり、カロリーや糖質が気になりますよね。
以下の表でまとめてみました。
オートミール(100g) | 玄米(100g) | |
カロリー | 380 kcal | 350 kcal |
糖質 | 69.1 g | 74 g |
カロリーだけ見ると「え、玄米より高いじゃん」と思われがちですが、オートミールは基本的に、水やミルクにふやかして食べるため、大体1食30~50g(約114~190kcal)でことたります。しかし玄米や白米はかるくお茶碗1杯でも120~150gなので、1食のカロリーとしてはオートミールの方が低くなります。
さらに糖質はオートミールの方が低く、さらにGI値も低いため
食後の血糖値がゆるやかに進み太りにくい食品と言えます。
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他にも
たくさんあるオートミールの
栄養素
- 燕麦の食物繊維の大部分はβグルカン。エンバク由来のβグルカンは血中コレステロール値上昇抑制作用、血糖値上昇抑制作用、血圧低下作用、排便促進作用、などが欧米を中心に多数報告されています。
- ミネラル・ビタミンも豊富
- 脂質・飽和脂肪酸が少ない。少し含まれている脂質の中でも、体脂肪に変わりづらい不飽和脂肪酸が多く含まれています。
オートミールの素晴らしさ少しは分かってもらえたでしょうか?
栄養素以外にも、味もおいしく、調理もしやすい。
高価なものでもないので、すぐにでもいつもの食事に取り入れることが出来ます。
ぜひ皆さんも一度お試しください。ハマりますよ!